国際協力事業ユニットはキルギス日本センター経営塾修了生の来日研修実施を支援しました

国際協力事業ユニットは、独立行政法人国際協力機構(JICA）が支援する東南アジア・中央アジア等に所在する日本人材開発センター（以下：日本センター）において、現地企業経営者・幹部等を対象とするビジネスコースの企画・運営管理支援に従来から取り組んでいます。

この度キルギス日本センター（KRJC）の第1期経営塾を修了した13名が、コロナ禍で滞っていた来日研修の第一弾として約3年ぶりに来日しました。研修員一行は、キルギス現地にて座学を中心に学んできた日本式経営が日本企業においてどの様に実践され経営に活かされているのかを検証し、さらなる理解を深めることを目的としています。国際協力事業ユニットは、KRJC及びJICA本部・JICA関西と密に連携し、本研修の企画・実施を支援しました。

7月15日～27日までの13日間の日程で実施された本研修では、東京・大阪・兵庫に所在のユニークな経営を実践する4社を訪問した他、医療・福祉分野の展示会や企業ショールーム等を視察しました。研修員一行は、企業訪問において生産管理、マーケティング、人材育成などについてのプログラムや、創業者自らによる講義を通して、日本式経営についてより理解を深めました。また、国際協力事業ユニットは、『キルギスビジネスMini EXPO』（JICA、KRJCの共催）と題したビジネス交流会（於：東京）の開催を支援し、キルギスに関心のある日本企業28社に参加いただきました。在日キルギス共和国大使館特命全権大使によるご挨拶とキルギスの経済・産業に関するセミナーの後、研修員がそれぞれブースを設け自社商品やサービスをPRするなど、日本企業関係者と研修員らが活発に交流を図りました。本イベントをきっかけに双方のビジネス機会創出につながることが期待されます。

KRJC経営塾第1期生13名は、今回の来日研修を通じて理解を深めた日本式経営に関する知識・ノウハウを自社経営課題の解決に活かしていくべく取り組んでいきます。