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国際協力事業ユニットはベトナムの企業経営者を対象とした『経営塾』に特別補完プログラムを提供しました

2022年3月10日~11日の2日にわたり、ベトナム日本人材開発インスティテュート(VJCC)※1 」が実施する『経営塾※2 』向けに、株式会社リロエクセル(REI)国際協力事業ユニットが特別補完プログラムを企画しました。

REIは、独立行政法人国際協力機構(JICA)から委託を受けて、JICAが支援する日本センターにおいて、現地企業経営者や中間管理職を対象として開講している『ビジネスコース』に数多くの日本人専門家(講師)を派遣しています。中でも、産業発展をけん引する経営者を育成することを目的とした経営塾は、来日研修も含まれていることもあり、実践的で大変評価が高いプログラムとなっています。

しかし、2020年春以降、新型コロナウイルス流行拡大により来日研修が困難となり、約2年が経過した今、経営塾で学ぶベトナム企業経営者のモチベーションの低下が懸念されました。そこで、今一度参加者の士気を高め、学びの実践をフォローすることを目的に、特別補完プログラムを企画しました。コロナ禍で経営に打撃を受けたベトナム企業経営者を元気づけるとともに、コロナ禍で明らかとなったサプライチェーンの重要性を題材に、日本人専門家がさまざまな分野のオンリーワン企業の事例を紹介しました。それらの事例から学んだことについてのグループディスカッションや日本企業との意見交換を通して、ベトナム企業経営者それぞれがオンリーワン企業になるために何をすべきかを、改めて考える機会となりました。

今回の特別補完プログラムでの学びを踏まえ、課題を解決するために来日研修で何を学ぶべきか、その目的がそれぞれのベトナム企業経営者の中で明確化されました。それらを受け、REIは来日研修を企画し、ベトナム企業経営者が抱える課題の解決のため、さまざまな日本企業の事例を紹介してまいります。

VJCCは来日研修を毎年日本各地で実施しています(コロナ禍以外)。ベトナム企業経営者の視察を受け入れてくださる企業様を随時募集しております。ベトナムのリアルな情報を収集したい、ベトナム企業とのネットワークを構築したい、ベトナムのパートナー企業を探したいなど、お気軽に国際協力事業ユニットにお問い合わせください!
(問合せ先:rei-uketsuke@relo.jp 担当:柳内)

本記事の詳細は、JICA日本センターのサイトで紹介されています。
https://www.jica.go.jp/japancenter/article/2021/20220329.html
ベトナム日本人材開発インスティチュート(VJCC)についてはこちらをご参照ください。
https://www.vjcchcmc.org.vn/ja/


※1:東南アジアや中央アジアなどの市場経済への移行を支援する目的で、各国のビジネス人材の育成と日本との関係強化の拠点として2000年以降に順次開設され、現在9ヵ国に10センターが設置されており、7ヶ国8センターをJICAが支援しています。

※2:VJCCが2009年から実施しているベトナム企業経営者・幹部に対する研修プログラム。参加者は、企業経営に必要な実践的な知識を約10ヶ月かけて学び、自らの力で課題を見つけ、解決策を考え、実践する力が養成されることを目的としています。研修では、経営者の使命や企業の社会的責任を含む日本式経営手法について学びを深める講義の他、ベトナムの事例を題材にしたグループディスカッション、企業訪問、日本研修など、多角的に学べる環境が提供されています。2009年の開始から、累計受講者数は700名超、現在は年4回(各30名)を、ハノイで2回、ホーチミンで1回、ハイフォンで1回実施しています。

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