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国際協力事業ユニットはベトナムの企業経営者とのビジネスネットワーキング(オンライン商談会)を開催しました

2021年12月に2日にわたり、ベトナム日本人材開発インスティテュート(VJCC※1) 」とJICA北陸の共催で「ベトナム企業経営者とのビジネスネットワーキング(オンライン商談会)」が開催されました。株式会社リロエクセル(REI)国際協力事業ユニットが本オンライン商談会を企画し、当日の運営も担当しました。

REIは、独立行政法人国際協力機構(JICA)から委託を受けて、JICAが支援する日本センターにおいて、現地企業経営者や中間管理職を対象として開講している『ビジネスコース』に数多くの日本人専門家(講師)を派遣しています。特にVJCCにおいては、REIが十数年にわたってビジネスコースの運営支援に取り組み、REIが提案した経営者育成コースである『経営塾※2 』は、ベトナムの人材育成において一定の貢献をしています。経営塾のプログラムには来日研修も含まれることから、ベトナム企業と日本企業とのビジネス交流も活発に行われてきました。

しかし、2020年春以降、新型コロナウイルス流行拡大により来日研修が困難となったため、日越企業のビジネス交流の機会も失われてしまいました。世界的にも各国を往来した展示会等のビジネス交流の機会が消失し、各社とも情報収集や販路開拓が困難な状況となりました。そこで、オンライン会議サービスを活用したオンライン商談会を企画しました。

「オンラインでの商談は難しいのでは」と企画当初は心配もありましたが、経験豊富な海外展開支援アドバイザーと通訳を配置し、オンラインだからこそ、商談目的を丁寧に説明する機会を設けることで、日越企業ともに周到に事前準備を行うことができた結果、「手応えを感じた」という商談もあり、商談会として高く評価いただくことができました。

オンライン商談会の利点は、日本にいながら複数の現地企業と面談でき、海外出張前に互いの考えをすり合わせできること、という認識を参加者全員が持つことができ、オンライン商談会の可能性を確認できた機会となりました。日本とベトナムの往来が再開され次第、ベトナム企業に会いに行くという日本企業もおられ、今後の進展が期待されます。

ニューノーマルにおいても、今後もユニークなオンラインイベント等を企画し、日本センターの活動を支援し、日本企業とベトナム企業のビジネス交流に貢献してまいります。


図:参加者募集時のチラシ

ベトナムでパートナー企業を探したいなど、お気軽に国際協力事業ユニットにお問い合わせください!
(問合せ先:rei-uketsuke@relo.jp 担当:柳内)

JICA日本センターのサイトでも本講演が紹介されています。
https://www.jica.go.jp/japancenter/article/2021/20220104.html
ベトナム日本人材開発インスティチュート(VJCC)についてはこちらをご参照ください。
https://www.vjcchcmc.org.vn/ja/


※1:東南アジアや中央アジアなどの市場経済への移行を支援する目的で、各国のビジネス人材の育成と日本との関係強化の拠点として2000年以降に順次開設され、現在9ヵ国に10センターが設置されており、7ヶ国8センターをJICAが支援しています。

※2:VJCCが2009年から実施しているベトナム企業経営者・幹部に対する研修プログラム。参加者は、企業経営に必要な実践的な知識を約10ヶ月かけて学び、自らの力で課題を見つけ、解決策を考え、実践する力が養成されることを目的としています。研修では、経営者の使命や企業の社会的責任を含む日本式経営手法について学びを深める講義の他、ベトナムの事例を題材にしたグループディスカッション、企業訪問、日本研修など、多角的に学べる環境が提供されています。2009年の開始から、累計受講者数は700名超、現在は年4回(各30名)を、ハノイで2回、ホーチミンで1回、ハイフォンで1回実施しています。

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